私の金魚飼育スタイル
金魚を飼育する楽しさを人に話すと、私が金魚に詳しいように思われます。しかし、私が金魚に関心の無い人に比べて詳しいと言えるのは、せいぜい品種に関することぐらいで飼育方法についてはあまり詳しくありません。金魚はフナの仲間ですから本来は丈夫な魚ですし、一部の飼育が難しい金魚は我が家の水槽では“淘汰”されてしまいました。ずぼらな性格の私に合う品種・個体だけが生き残ったのかもしれません。
そんな私ですが、初めから飼育にずぼらだったという訳ではありません。以前は、購入する金魚は高価なものが多かったですし、高価なだけに思い入れもひとしおだったように思います。ですから、飼育に関しても、より色を鮮やかにするにはどうしたら良いだろうか、金魚にとって快適な環境はどういうものだろうかなどと、自分なりに考えて色々と試してみたこともありました。しかし、結果としてそうした試みは全て失敗に終わり、多くの金魚を死なせてしまいました。しかも、高価な金魚になるほど環境の変化に弱いようですぐに死んでしまいました。
また、飼育水についても当初は水槽を屋内に置いていたので、汚れてしまわないように予算の範囲内で色々と試したこともありました。ろ過装置を二種類設置したり、ろ過バクテリアをいくつも試してみたり、麦飯石を水槽に入れてみたり等々をしていました。そして、それらによって一定の効果を得ることはできました。しかし、水をきれいに保つことが、必ずしも金魚にとって快適とは言えないのでないかと思うようになりました。少なくとも人間にとって美しく見える水が、金魚にとって快適な訳ではないということが分かりました。以前に、金魚を買いに奈良県の大和郡山市のある養魚場に行ったときに、そこのご主人がこんなことを話してくれました。「あんまり水がきれいだと金魚が風邪をひくよ」と。この言葉が端的にそのことを表現しているように思います。
こうした経緯をへて、私のずぼらな飼育スタイルが形成されました。現在でも時折新しい金魚を飼いますが、できるだけ丈夫な(そういわれている)品種を飼うようにしています。