金魚の性格
金魚を飼っているといろいろと面白いことが分かります。なかでも個体による性格の違いは、飼育していて楽しくもあり、やっかいなことでもあります。
金魚の飼育に関する本などの記述を読むと、大きさの異なる個体を混泳させるのは避けた方が良いと書いてあることが多くあります。つまり、大きな個体が小さな個体をいじめてしまう可能性があるというのです。しかし、実際はそうでもないように思います。むしろ金魚をとりあえず一緒に泳がせてみて、個体の性格の違いによってどういう関係ができるのかを見た方が良いようです。一般的には大きな魚が小さな魚をいじめてしまうようなイメージがありますが、品種が違えば必ずしもそうではなく反対に小さな魚が大きな魚をいじめることもありました。
金魚の性格というと、こうした大きさの他にも品種の違いが関係するように思われますが、これも実際にはそうでもないように思います。和金やコメットなどの細長いタイプの金魚は、泳ぎが得意で動きが素早いので気が荒いように見えます。逆に、リュウキンやランチュウなどは体がでっぷりとしていて、素早く泳ぐのが苦手なために大人しいような印象を受けます。しかし、私が飼育してきた金魚たちは、そうしたイメージが当てはまらないことが多くありました。泳ぎが不得意なはずの江戸錦(ランチュウと同じような体型)が、自分の何倍もある大きさの琉金を突っつき回し、琉金のヒレをぼろぼろにしてしまったことがありました。
ただし、ここで述べたように暴れん坊な性格の金魚は少ない方ですので、金魚は異なる品種や大きさの個体を混泳させるには向いていると言えますし、だからこそ金魚を飼育している水槽は様々な色合いに彩られて美しくなるのであるということが出来ます。
現在我が家の水槽では、大きさの違う七匹の金魚が仲良く泳いでいます。品種もほとんどが違う品種です。水槽を軒下においているので冬はあまり泳ぎ回りませんが、すべての金魚が一カ所に集まってまるで肩を寄せ合うようにしています。そうした様子は人間の家族のようで可愛らしく感じます。