金魚が大きくなったときの変化

 金魚はまだ色が出ていない小さな内に選別されて、一定の品質以下のものは育てないということが行われるそうです。これは逆にみれば、そんなに小さな魚でも将来性を見極める眼力を持った人がいるということを意味しており、私は驚きを感ぜずにはいられません。
 何故なら、私が良いと思って購入した金魚でも、飼育を続けて大きくなってくると期待したように育ってくれないことが多いからです。具体的には次のようなことがありました。
・ヒレが折れ曲がってしまう。これはもしかすると後天的な理由によるのかもしれませんが、私が飼う金魚は程度の大小こそあれ、そうした状態になることが結構多いです。ヒレは金魚の観賞価値のなかで小さくない要素なので、そうした姿を見ると残念さは小さくありません。
・色が変わってしまう。金魚には単色のものや、二色のもの(更紗、パンダ)、そしてキャリコと呼ばれる三色の色合いを持つものがいます。こうした色合いは成長するにつれて変わってしまうことがあるようです。確かに、エサのなかにも“色揚げ用”とされて金魚の色を鮮やかにすることを目的にしたものがあることですし、必ずしも固定的なものではないのかもしれません。エサをはじめ、日照や水質、そして遺伝的な素質などが原因で変わることがあるのでしょう。しかし、私は素人ですので購入する時点での色合いを見て選ぶことしかできません。そして、その色合いを固定するすべも知りません。
・形が崩れる。これは丹頂という種類の金魚で起こりました。丹頂は真っ白な美しい体に文字通り頭に赤い肉瘤(にくりゅう)のある、大変美しい金魚です。丹頂は価格が比較的安くてどこにでも売られているのですが、肉瘤が色鮮やかで形よく大きなものはなかなか見かけることがありません。私が購入したものはまさにとても良いものでしたが、成長するにつれて肉瘤が大きくなりすぎてしまい、全体としてのバランスが崩れてしまいました。
 こうした良くない変化は飼育上の配慮なり技術などで回避することができるのかもしれません。しかし、私にはそれが分からないことから、次第に高価な金魚を購入したいと思うことが少なくなってきました。